ファッション産業は、多くの問題を抱えていることをご存知ですか?
実はファッション産業は、二酸化炭素の排出、綿を栽培する際の農薬の健康被害、
衣類を洗濯した時のマイクロプラスチックの海への流入、大量の衣類廃棄など、
さまざまな問題を抱えています。
私は、それらの問題を解決する方法は無いかと模索し、エシカル(倫理的な)ファッションに関心を持ちました。
エシカルファッションを完璧に体現するのは難しいですが、今回、いくつかそのヒントを考えてみました。
私と同じように、エシカルファッションに関心のある方や、行き過ぎたファッションが環境の破壊につながることをはじめて知った!という方の参考になればうれしいです。
ヒント1.もう着られない!と思った服を活用してみる
一番簡単でシンプルなのが、服を長く着ること。
私たちは、トレンド感がない、飽きた、なんだかくたびれてきた、汚れた、
などの理由から、「もうこの服は着られない!」と思い処分します。
でも、ちょっと待って!
もうワンシーズンでも、その服、着てみませんか?
■トレンド感がない、飽きたという場合
もう一度、トレンドに合った着方ができないか、他のコーディネートができないかを考えてみましょう。
この画像はGiselle2021年2月号よりお借りしています。
私は、”新たな服を手に入れる前に、新たな着方・新たな視点で可能性を見出したい”という文章に惹かれました。
画像のようなコーディネートはだいぶ上級ですが、今まで合わせたことのなかったアイテムと組み合わせたり、
重ね方を変えてみたりすることで、もう一度その服を楽しめるかもしれません♪
少ない服でたくさんのコーディネートを組むことこそ、ファッションの面白いところだと思います。
■くたびれてきた、汚れたという場合
(1)子どもと出かけるときに着る
小さなお子さんがいらっしゃる方におすすめなのがこれ。
私も、「この服もうヨレヨレだわ。。ちゃんとした場には着ていけない!」という服は、
こどもと公園に行くときに着ています。
そして、いくらなんでもこれは着られない!というところまでボロボロになったら、
はじめて処分を検討します。
(2)修繕して着る
私は、服ではないですが、バッグを修繕して使っています。
このバッグは、服がシンプルな日のアクセントとして役立ってくれるのですが、
パソコンを入れていたら紐を通している金具が抜けてしまいました。
(いや、パソコンとか最初から入れないほうが良かったのですが・・・)。
安いバッグだったので、直すよりも新しく買ったほうが安上がりです。
しかし、気に入っていたので同じものが手に入るかわからないし、何より大事に使いたい!と思ったので、
お直しをして使っています。
ヒント2.譲り先を持つ
これは、着なくなった服を寄付する、ということではなく、
家族や友人など、「私のお古を確実に着てくれる人」を探すということです。
私の場合、大学生の姪っ子にお古の服やバッグを譲ります。
サイズが合わなくなってしまった服、アラフォーになった私にはもう使うタイミングのないバッグなどを、
姪っ子はとても喜んで使ってくれます!
学生は洋服を買う経済的な余裕が無い方が多いと思うので、有難く思ってくれるはず。
あなたのまわりにも、「有難く私のお古を着てくれそうな人」いませんか?
ヒント3.古着屋さんを活用する
「古着は着こなすのが難しい」というイメージをお持ちの方も多いと思いますが、ベーシックな服も多く売られています。
このオレンジのシャツも、形がベーシックなので長く着られそう!と思って購入しました。
また、ビンテージショップには、長く大切に使いたくなる良質の服やアクセサリーが売られています。
ぜひ、ご近所の古着屋さんをのぞいてみてくださいね!
そのほかにも、レンタルサービスを利用するなども考えられますね。
私はレンタルサービスを利用したことがまだ無いのですが、機会があったら利用してみたいです。
エシカルファッションの難しいところは、「レンタルの服を運ぶトラックの排気ガスだって、環境破壊の一因なんじゃないの?」というところ。
私も模索の日々です。
また、学んだことがあったら記事にしていきます!
吉田 直子
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