ファッション産業が抱える問題は山積み。
私が簡単に捨てたその服は、遠い国の誰かの健康を害して育てられたコットンからできているかもしれない。
私が安く手に入れられたその服は、遠い国の誰かが、劣悪な労働環境の下で作ったものかもしれない。
私が適当に捨てたその服が、環境を壊しているかもしれない。
服の製造工程は複雑で、そのすべてを知り理解するのはとても難しいです。
私にすぐできることは、服を長く大切に着ることだと思います。
一般的に、服の耐用年数は2~4年と言われていますが、
私はその寿命をできるだけ延ばし、5年以上着ることを目標にしていきたいと思っています。
5年先の自分に似合うか
先日新しく春服を買う際、「黄色のボーダーのカットソーがほしいな~」と考えていました。
最低5年は着たいと思うと、41歳までそれを着ることになります。
実は最近、「ボーダーは似合わなくなってきたかも?!」と感じていました。
「年齢を重ねて今まで似合っていたものが似合わなくなってきた」というやつです。
41歳になった私はますますボーダーが似合わなくなっていると予想されるので、ボーダーは諦めました。
(年齢を重ねてもボーダーが似合う方はたくさんいらっしゃると思いますよ!)
今後服を買う際は、「5年先の自分にも似合うか?」を基準に選んでいきたいと思っています。
あなたの基準は?
冒頭に挙げたように、ファッション産業が抱える問題はたくさんあります。
おしゃれを楽しみたい、という気持ちを大切にしていただきたいのと同時に、
「人権や環境」についてもぜひみなさんに関心を持っていただきたいと考えています。
「今の私に似合う」「トレンド感がある」という理由以外に、
「人権や環境に配慮した買い物の基準」をぜひ考えてみてくださいね!
吉田 直子
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