要らなくなった服、どうしてますか?

「エシカルファッション」や「サステナブルファッション」に関心のある私。
今、『シンプルなクローゼットが地球を救う』という本を読んでいます。
アメリカの事例が多く書かれているので日本とは異なる部分もあるかと思いますが、
はじめて知ることがたくさんありました。

この記事では「要らなくなった服をどうするか?」を、『シンプルなクローゼットが地球を救う』を参考に考えてみたいと思います。

 

リサイクルショップに売れば良い?

要らなくなった服の行き先として、「リサイクルショップ」という選択肢がありますね。
「私の要らなくなった服がゴミにならずに誰かが着てくれるなら環境にも悪くなさそうだし、
良いことしたわ~♪」と思っていたら、ちょっと待って!

 

売ったそのあと、私の服はどうなるの?

『シンプルなクローゼットが地球を救う』によれば(注:アメリカの例ですが)、リサイクルショップに寄付された衣類のうち実際に店で販売されるのは20~25%だそう。
たしかに、ヨレヨレになったりシミだらけになった服は売れないですよね。
残りの約80%はどこに行くのかというと、リサイクルショップが古着業者に売り、業者はそれを仕分けし、大半は海外へと輸出されていきます。
その量はどんどん増え、輸入した国の販売業者が手にする利益は低下の一途をたどり、とくにアフリカの中古衣料販売業者の多くは極度の貧困にあえいでいるのだそう。

私たちの利用する使い捨てファッションは、製造工程で劣悪な労働環境をつくりだしているだけでなく、捨てられて中古衣料として売られた後も貧困を生み出す元凶となっている、ということです。


(photo by rio-lecatompessy-unsplash)

じゃあ、どうすればいいの?

じゃあいったい、どうすればいいの?着ない服をずっと持っているわけにはいかないし。。。とお思いの方に、
私が実践している手放し方2つをご紹介します!

1.「必ず着てくれる人」に譲る

これはかなりおすすめの方法。
自分と体型や服の好みが似ていて、お下がりをあげたら有難くもらって着てくれる人を探すことです。

私の場合、姉や姪にお下がり(お上がり?)をあげています。
姉はそこまでトレンドを気にしていないので、「サイズが合えば着る~!」と喜んでもらってくれます。
しかもモノを大事にするタイプなので、きっと長く着てくれることでしょう。
また、姪はまだ学生なので、あまり服にお金を割くことができません。
そのため「え、いいの?ありがとう!!」と、これまた喜んでもらってくれます。
姪も姉と同じく物持ちが良いので、社会人になっても着てくれることを期待しています。


(photo by sarah-brown-unsplash)

2.質の良い服を買い、状態をキープし、寄付する(売る)

リサイクルショップに寄付された衣類のうち実際に店で販売されるのはわずか20~25%と述べましたが、
状態の良い服はその20~25%に入れるということ。
それならば、多くの人が「ほしい!」と思う服を「ほしい!」と思う状態で寄付すると良いということですね。

なので、「すぐ捨てるからそんなに良いものでなくてもいいや」と新しい服を買うより、
「ちょっと高いけど、手放す時に他の人に着てもらえるようにしよう。そして、大事に着よう」という考えを取り入れることも必要かと思います。

そうすれば、要らなくなった服を知らない誰かに有効に使ってもらえる可能性はぐんと高くなります!

要らなくなった服の手放し方、ご参考になれば幸いです!

 

 

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吉田 直子

ファッションに関する診断を通して、お客様にとって”ちょうどいいおしゃれ”をご提案しています。 過去に根強い外見コンプレックスがあった経験から、コンプレックスとの向き合い方もご紹介します。

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